ピアノ奏者は見た!

三田屋本店の記念日は、みんなで作り上げるもの。

ピアニスト 清水 寛子さん

店内の雰囲気が一瞬にして温かく

 三田屋本店には毎日たくさんのお客さまがいらっしゃいます。お食事を楽しまれる方、ご友人とおしゃべりなさる方、ゆったり寛いでピアノを聴いてくださる方、そして記念日をお祝いされる方…。

店内でどなたか記念日の方がおられた場合、ピアノの演奏に合わせて他のテーブルの方々も一緒になって手を叩きお祝いしてくださいます。時々、祝福を受けたご本人が椅子から立ち上がり、お礼の意味を込めて周囲のお客さまに向け一礼されることも。こういう時、店内の空気が一瞬にして温かくなるんです。ピアノ越しにお客さまのいい表情が見て取れ、和やかな雰囲気に包まれます。
また、お客さま方だけでなくスタッフもますますいい表情に。お料理をお持ちするホールスタッフも、調理するキッチンスタッフも、「喜んでいただきたい!」という気持ちが表情や行動から伝わってきます。

 三田屋本店の魅力は、こうした一体感でしょうね。記念日を迎えられるご本人、同行される方々、店内のお客さま、スタッフ、みんなで記念日を作り上げるところだと思います。私自身も、この大切な瞬間に携われることが本当に嬉しく、できるだけ非日常の時間を味わっていただきたいとピアノを通して優雅な演出を心がけています。

毎回が"オーダーメイド"の大切な瞬間

これまで本当にたくさんの記念日に携わらせていただきましたが、曲の選定、演奏するタイミングはさまざま。全く一緒ということは一度もありません。ピアノを奏でる際は、いつもお客さまの様子を伺いつつ、タイミングを計りスタッフと息を合わせて…という感じ。一応のマニュアルはあるものの、「今日、目の前におられるお客さまのために」と毎回オーダーメイドのような気持ちで臨んでいます。その分、緊張感も高まりますし、お客さまやスタッフの様子をしっかりチェックするので気配りが必要ですが、そんなこと苦にならないくらい大きな喜びがあります。

お客さまのなかには演奏曲をリクエストするカードに「さっきの曲、素敵な音色でした」「また聴きにきます」「これからも素晴らしいお仕事を続けてください」とメッセージを書いてくださる方もおられます。私たち演奏者は、直接言葉を交わしてお話ができない分、こういう言葉をいただくと嬉しいですね。これまでいただいたものは、今でも大切にファイルに保存しています。振り返り見るたび、「自分も三田屋本店の一員として、お客さまの大切な記念日に携われている」ということを再確認するような気分になるんです。

 三田屋本店の記念日は、みんなで作り上げるもの。今後もお客さまに最大限喜んでいただけるよう、音楽という立場から記念すべき一日に彩りを添えさせていただきたいです。

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